アマゾンフロッグピット 茶ゴケを撃退してみよう その6:その後 茶ゴケの出方に違い?
前回のフロッグを水槽にすべて戻してから10日経ちました。
記しておきたいなーという事が起こっているので、その後を書いていきたいと思います。
まずは、照明遮断フロッグの様子なんですが、その後もぼちぼちと枯れていきました。
葉の様子を見ていると、遮光していた10日間で蓄積された栄養不足によって枯れている気がします。
その他のフロッグたちは元気にしていまして、どの子からか分かりませんが小さな株もちらほらと出てきました。
また増えていきそうです。
そして茶ゴケについてなんですが、最近起こった事で言うと
前回:オキシの影響 ⇒ 油膜~とろみ~茶ゴケが出た
今回:フィルターの掃除 ⇒ 若干の油膜~とろみ~茶ゴケが出た
この2つがあるのですが、茶ゴケの出方にかなり違いがあります。
前回の時は小型の茶ゴケがほとんど出る事がありませんでした。
茶ゴケには小型~中型~大型など、他にも形などの違いがあるんですが、小型のものは固着力が強く換水や掃除の際に除去するのが難しいです。
根に少し茶ゴケが残っていたフロッグはそのまま茶ゴケが増えました。
増えたというより細胞分裂し育って大きくなった、という感じです。
しかし茶ゴケが除去されていたフロッグには、まったく茶ゴケが付きませんでした。
水槽内の茶ゴケも大型で浮遊するものが多く、これなら固着せず面倒くさい事にならなそうだなーと思っていました。
しかし今回の場合は、少し小型化し固着力の強い茶ゴケになっている気がします。
茶ゴケが付いていなかったフロッグにも付き始めました。
こいつは面倒くさい事になりそう…。
前回のコケは「元気な水草には付かず、部分的に付着している」感じで
今回のコケは「広範囲にどこにでも付着、もしくは固着している」感じです。
こちら↓でも少しお話しているんですが
水流によって大きさや形が変わるとされています。
しかし前回~今回にかけて大きく水流を変えた事はありません。
では何が違うのかというと、根本的な油膜の原因が違うのではないかと思います。
前回の場合は水槽環境の一番頭まで戻り、有機物(油膜)~有機物の分解(とろみ)~無機物(茶ゴケ)までの流れを少しずつ進んできました。
およそ2週間弱です。
有機物の分解から始まった事を考えると油膜の原因は過剰な有機物です。
しかし今回は有機物の分解(とろみ)~無機物(茶ゴケ)の流れまでが1日。
ぶわっ!と一気に増えて飽和し、水槽全体にベタベタとくっついて流されることもなく
付着または固着してしまったのではないかと。
この爆発的なコケの発生の仕方を考えると油膜の原因は鉄バクテリアの可能性が高いです。
(茶ゴケは鉄とケイ素により発生し易くなります)
水作りの始まりである有機物を分解する段階から、減っていた(減らしてしまった)微生物が徐々に増えてくる流れが、水槽環境にとって一番自然な流れなのではないかと思います。
また0からの立ち上げではなかったので、ある程度の微生物がいる所でのこの流れだったので、更に安定して順調に進んでいた気がします。
しかしそこに、この流れを阻害する今回のフィルター掃除をぶっこんでしまったので、この微生物の流れが乱れてしまったのではないかと。
これぞ水質の急変、水質の悪化というやつでしょうか。
もうちょっと窒素循環が進んで、完全に立ち上がってからフィルターの掃除をすれば良かった…と思っています。
前のフィルター掃除の時も似たように反省した気がするなぁ…。
学習していない…。